織を学ぶ楽しみ
織物を織り上げる楽しみを多くの方に知っていただくために、京都市紫野にある河崎工房では織教室を開いています。
たくさんの過程を乗り越えて完成させる工芸作品の「織」に魅了される方は、多くいらっしゃいます。織の魅力とは、一体どのようなものなのでしょうか?
デザインを考える
デザインを考える工程は、オリジナルの工芸作品を手掛ける醍醐味といえます。
「糸を2色または3色にするか」「太さを変えてみるか」「たて糸とよこ糸のバランスはどうするか」など、自分の頭の中にある作品のイメージが徐々にカタチとなっていく楽しみは、実際に体験してみないと得られないものです。様々な側面のある織物をゆっくりと時間をかけて学び、技術や知識を深めていくことで、自分の思いや個性を表現する作品となります。
織る
たて糸とよこ糸で構成する織物は、密度、組織、素材、色彩の組み合わせによって多くの表情が表現でき、一つとして同じものは作れません。 そのため、構成の段階で描いていた作品イメージと完成した作品に差が出る場合もあります。イメージ通りではなくても、意外性や新しい発見が得られる楽しみも自分の手で織り上げる織物の魅力です。たて糸とよこ糸の重なり具合によっては、イメージと全く異なる色が現れることもあり、その表情の変化に期待が膨らんでいきます。
織物を継続して学ぶことで、技術や知識が深まるだけでなく感性も磨けるので、自分なりにアレンジを加えて最初の段階では作れなかったような素敵な作品を手掛けるようになるかもしれません。
使う
一つひとつ丁寧に思いを込めて織り上げた作品は愛おしいものです。納得のいくものができた達成感はもちろん、実際に使う時の喜びや楽しみはひとしおです。こだわりを詰め込んだ作品をご自身で使うのも良いですが、いつもお世話になっている方へ心を添えた贈り物としてお渡しするのもおすすめです。
サイトタイトル
京都市周辺で織教室をお探しでしたら、織物を用いた現代アートや壁掛けインテリア、伝統工芸品である西陣織の帯などを手掛けている「河崎工房」へ。
織の楽しさを知っていただくために、コンパクトな手織機を用いて基礎からしっかりとお伝えしていきますので、教室の見学・入室などのご質問はお気軽にお問い合わせください。その他にも、貸ギャラリーや作品の展示会なども行っており、河崎工房展示室ではネットに掲載の商品や、展覧会へ出品した工芸作品も展示しております。